Geomill326

| ユーザーサポート | ENGLISH |

製品概要

近年の分析機器の高精度化および必要サンプル量の微量化を背景に、化石や岩石試料から微量のサンプルで精度の良い化学分析データをニーズが高まっています。このような微小領域からのサンプリング技術として、これまで顕微鏡下での手作業、ミクロトームや旋盤などが用いられてきました。しかし、これらの技術では精度に限界があります。Geomill326は1/1000mm単位の正確な切削によるサンプリング技術を実現しました。これにより、安定した微小領域切削と切削に係る時間の短縮が可能となりました。

Geomill326は、CMOSカメラを搭載し、PC上での手軽なリアルタイム観察ができます。同時に、可動式ステージを搭載し、専用ソフトを利用することにより、CMOSカメラから得た切削部位の画像上の座標点を、可動式ステージの座標点へと変換し、ステージを稼働することにより、表面研磨したサンゴ骨格、貝殻、鍾乳石などの成長縞、堆積物のラミナ、鉱物粒子などの特定部位に沿った自動切削ができます。

これまでの切削装置は、設置スペースがかなり必要で設置後の移動を想定しないものが多数です。Geomill326は、これまでの常識から抜け出し、高い精度を保ちながら持ち運び可能なコンパクト設計を実現しました。そして、さまざまなニーズに対応できるように装置のカスタマイズも可能です。

<< 前のページに戻る

使用事例

特許情報